GOOD TIME from Haruka

昨日、3月うさぎさんでのP・A・F展part2が終了しました。

搬出作業も終わり、ホッと一息ついて3月うさぎのオーナーさんとフラワー作家さんとお喋りをしていた時のこと。
小学生らしき男の子一人、小走りで店内へ。

どうしたんだろうと見ていると、
「母の日のプレゼント買いに来たんですけど。去年も来ました。」
と。

所持金380円。
店内の雑貨を見て回るも、男の子の全財産で買えるものがあまりないのか、それとも母親のイメージに合わないのか、店内をあっち行き、こっち行き。
オーナーさん手作りのカボチャプリンは、1つ200円。
それとクッキーと合わせても全財産で事足りるかなと提案してみると、
「この後遊びに行くので、食べ物はやめておきます。」
と。
なかなかしっかりしてる子！

お店にやって来たお友達に、
「去年はこれあげたし、これもこれも買った。」
と話しながら、プレゼント探しを続けてる姿を見ていると、鼻の奥がツンとしてきた私。

3歳半離れた弟がこの男の子くらいの時に、母の日のプレゼントを選んでた姿を思い出して。
やはりお財布の中身が乏しくて、これ買いたいけどお金が足りないってあれこれ悩んでた姿を。

ふと思い出したのが、P・A・F展で販売していたもの。
母に車から取ってきて、男の子に見せてと頼みました。

男の子は母が持ってきた物の中から、
「これが良いです。でも380円しかありません。」
と即決したものの躊躇する声音。
男の子の全財産では材料費にも満たない物ばかりだったのですが、
「350円で大丈夫だよ。お店の方にラッピングして貰ってね。」
と私。

「有難うございます！」
と男の子は私の近くに来て言ってくれたのですが、顔を合わせることが出来ない私でした。
だって顔を見たら泣けてくるのが分かってたので・・・。

2日遅れだけど、母の日のプレゼントをって一所懸命に探してる男の子を見ているだけで泣けてくるなんて、どうしてこんなに涙腺緩くなったんだろう。

男の子の母親への気持ちを何かお手伝い出来たらなぁという思いしかなくて、お店に迷惑掛けてしまったと帰り道、反省。

また来年も3月うさぎさんで母の日のプレゼント買いに来て欲しいな。
もう少しお財布の中身を潤わせてね（笑）

[3回]